〈2019年度スローガン〉 

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2019年度(一社)カシオペア青年会議所理事長

 欠端 惇

 

【はじめに】

 

2010年に帰郷して以来、日々の生活に何か物足りなさを感じていた頃、先輩からお声がけをいただき、青年会議所(以下JC)の定例会へオブザーブ参加をしました。その中で先輩方が、私たちの住み暮らす、カシオペア地域の事を本気で考え、語らう姿に羨望を覚え、私もこの地域のために一緒になって活動したいと、入会を決意しました。入会以来、様々な役職を経験させていただきましたが、一時期JC活動が困難な時がありました。今このようにJC活動が出来るのも、当時支えてくれたメンバーと多くのご助言をいただいた先輩方のおかげです。この場に立つまで支えていただいた多くの方々へ感謝をし、そして私が生まれ育った愛すべきカシオペア地域の未来のために、今年度伝統あるカシオペアJCの第50代理事長として邁進して参ります。

                                                                                                                                                                【創立50周年を迎えるにあたり】

 

 1970年、全国で434番目の青年会議所として二戸青年会議所が誕生し、2000年にはカシオペア青年会議所と名称変更され、50年という半世紀の歳月が経ちました。今日まで高い志と熱い情熱をもってJC運動を展開してこられたOB先輩方に敬愛と感謝の念を示し、またJC運動へ長年にわたりご理解とご協力をいただいた地域の方々に深く感謝いたします。

 

私たちカシオペア青年会議所は本年、創立50周年という大きな節目を迎えます。今日までOB先輩から継承していただいた50年間の想い、伝統の重さをメンバー全員で今一度、再認識し多くの方々へ感謝の念を示す、節目の年といたします。創立より英知と勇気と情熱を持ち、色褪せること無く輝きを増し続けてきた偉大なる精神を引き継ぎ、JCの運動理念でもある、カシオペア地域の明るい豊かな社会の実現のため飛躍し続け、未来を見据え運動を展開して参ります。

 

【地域の賑わいの創出】

 

 カシオペアJCが継続して行ってきている事業には、二戸まつり前夜祭とカシオペアフードフェスティバルが挙げられます。事業展開当初から、毎年事業検証をし、試行錯誤を繰り返しながら、来場者や出店者数も増え、よりよい事業へと進化してきました。昨年度は市内の幼稚園児に募金玉へ絵付けをしてもらい、会場に展示したことで今まで以上に華やかさが増し、来場した園児達の笑顔を見ることが出来ました。カシオペア地域の食材を発信し食してもらう事で魅力あふれる食文化を再認識していただく。伝統ある風流山車を見て、迫力のある太鼓の音を聞く事で、歴史ある伝統を体感していただく。そして、地域住民が毎年楽しみにしている、花火を打ち上げることで来場者の多くの笑顔と心に残るような事業とすべく、精査し進化し続ける事業を目指し運動を展開して参ります。

 

【未来のカシオペアJCのために】

 

 昨年度メンバー数16名でスタートしたカシオペアJCでしたが、年度末には32名まで会員拡大し、16名の新しい仲間と共に活動する事が出来ました。しかし裏を返すとメンバーの半数以上が入会3年未満という経験値が少ない組織である現状です。会員の資質向上事業を展開することはもちろんですが、入会年数の浅いメンバーにも様々な職務に触れ、経験することが組織の土台をより強固にするものと考えます。そのためには、経験豊かなメンバーがフォローアップを行い、メンバー全員が同じベクトルに向えるよう活動を展開して参ります。

 

【ひとづくり・まちづくり】

 

 地域に必要な新たな事業を展開していくことは、JCの使命であると考えます。未来を担う子供たちと地域に住み暮らす人々の郷土愛の醸成と心豊かな人間性を育むひとづくり。そして、ひとづくりから、この地域の魅力あふれる様々な環境を後世に残すためのまちづくり。多くの事業を模索していく中で、今のカシオペア地域に求められるものは何なのか。やるべき事は何なのか。地域の抱える現状を把握・分析し実践・行動することこそが私たちJCがやるべき事なのです。

 

 昨年度、他団体と共催で事業を初開催しました。人口や会員が減少していく中、各団体と連携する事は、より多くの事業の可能性が広がることになります。団体の垣根を越え、共にカシオペア地域のために活動することは必ずや地域の為に有効な活動であると考えます。各団体の理念は違えど、この地域を愛する思いは同じです。これからも各団体と手を携え、カシオペア地域のために活動して参ります。

 

【正確な運営と適正な情報を対内外へ】

 

 JC活動の根源には、正確な所会運営が必要不可欠です。会議運営はカシオペアJCを動かす血脈だと思っています。どこかで滞ってしまうと、伝統と格式は欠落し士気も下がります。運営庶務を再確認し正確な運営を行うことが、カシオペアJCの活動を支える源であると考えます。

 

 JC運動を地域住民の方へ理解していただく為には、積極的に情報発信する事が必要です。「JCって何をやっている団体なのか」と聞かれることがあります。自分たちはやっているつもりでも、それが地域に波及していないこともあります。そのためには、これまでの活動を精査し、コミュニティFM番組内、HPで最新で正確な情報を地域へ発信できるよう努力を重ねて参ります。また、SNSや会報誌を使いメンバー相互の様々な活動報告や情報の共有を行うことで、メンバーが常に同じ意識を持ち活動を展開して参ります。

 

【新たな仲間のために】

 

 JCは40歳で卒業しなければなりません。毎年のように卒業生を送り出し、新たな知識や感性を加えてくれる仲間を迎え入れ、常に新陳代謝を繰り返す組織です。単年度制であるJCはメンバーが毎年異なる役職を経験することで、自己成長出来ることや、メンバーやOB先輩方との人と人とのつながりがより強固になる事が、JCのメリットであると考えます。常に新しい会員候補者を見つけ、入会してもらう事は、組織維持の根幹であります。また、候補者へは、JCとはどのような活動をしている団体なのか、入会した際にはどのようなメリットがあるのかを見定めて入会いただくことも大切です。我々メンバーが、真剣にそしてその中にも楽しさがある事業を展開していくことが、必ずや会員拡大につながることと信じています。

 

 【結びに】

 

 時代や社会情勢が目まぐるしく変化してきた中で、50年と長きに亘り、高い志と情熱をもち、カシオペア地域のためにJC運動を展開してこられたOB先輩方の皆さま。長い歴史の中で、大きな一歩を踏み出した事業も多くあった事でしょう。逆に一歩にも満たない半歩だった事もあったのかもしれません。それでも、一歩一歩確実に決して歩みを止めること無く邁進してこられました。

 

初代理事長、黒澤勇治先輩がこの地域の明るい豊かな社会の実現の為に敷いた最初のレールが毎年一本一本つながれて行き、カシオペア地域を牽引してこられました。

 

次代へつながるための大きな一歩とするべく、我々はカシオペアJCの歴史と伝統、高い志と情熱を、10年後・20年後さらにその先へつなげていかねばなりません。

 

スローガンには二つの意味を込めました。

 

現在より前の歴史を振り返り今へつなげること。そして、これからの前を見据えて未来へつなげること。節目の年だからこそ、これまでの前とこれからの前をつなげ、運動を展開していくことが、明るい豊かなカシオペア地域の未来のためになると信じています。

 

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